脱風呂 - 茨木市アトピー専門「悠々堂まき鍼灸院」

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脱風呂

2020年06月05日

【大阪府 茨木 アトピー専門 悠々堂 まき師鍼灸院】

アトピーを良くするために必要な事
今日は
【脱風呂】についてお話します。

★この内容は阪南中央病院の佐藤健二先生
藤澤皮膚科の藤澤重樹先生の提唱されている
「脱ステ脱保湿」のお話を基本にさせていただいております。

まず、お話します。
世界にはアトピーがない国があります。
それは、ネパールです!
ネパールはお風呂にあまり入らない国なんです。
水が十分にない、というお国事情もあるようですが
お風呂に入らないという事もあってか
アトピーはないとのことです。

そもそも
お風呂はなぜ入らない方が良いのか?

お風呂に入るととても良い気持ちです。

日本人はきれい好き、お風呂大好きですから、

毎日入って体を洗って毎日シャンプーが当たりまえ

一日でも入らないと気持ち悪い

という方が多いのではないでしょうか?

しかし、お風呂に入りすぎたり長い時間入る事がアトピーの方にとってはよくないことが多いです。

その理由として。

皮膚の表面の保湿膜(汗+皮脂膜+垢)があり、皮膚のバリアの役割をしています。

表皮細胞は少なくとも2種類の抗菌物質を分泌し、

余分な細菌の増殖を抑えて感染症の予防をしてくれています。

おふろにはいって、ボディーソープでごしごしする毎日を過ごしていると
皮膚の大事なバリアをしてくれているその保湿膜が流されてしまい
乾燥しやすくなるのです。

せっかくお肌を細菌から守っててくれているのに、その大事な皮脂を洗い流してしまうんです。
感染症にもかかりやすくなってしまいます。

特にアトピーのかたは皮膚の状態が悪く皮脂膜が正常でない方がほとんどです。
乾燥が激しくなり、また保湿剤を上から塗らざるを得なくなり、悪循環になります。

なるべくお風呂に入る回数を減らす、短くする、ことをおすすめしています。

状態のひどいときには
お風呂に入らない、気になる部分をぬれタオルで拭くのみ
入るなら
3日に一回で、さっと洗い流すのみ
どうしても石鹸を使う場合は
手で泡立てた保湿成分の無い固形石鹸の泡で優しく洗います。
タオルでゴシゴシこすることは避けましょう

入浴するなら「タモリ式入浴法」
タレントのタモリさんが実践して有名になった入浴方法で
その影響で福山雅治さんやモデルのローラさんなどもその実践者である
入浴方法です。
ボディーソープやせっけんを使わず10分くらい湯船につかるだけというものです。
これでも十分に汚れは取れます。

作家の五木寛之さんが「養生の実技100」という本で
入浴は半身浴・洗髪はほどほどに・清潔にこだわりすぎると「免疫力が落ちる」
と書いておられます。

ぜひ、脱風呂、やってみてください・

【大阪 茨木 アトピー専門 悠々堂 まき鍼灸院】



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